2019年1月2日水曜日

乾癬とは(まとめ)

 乾癬とはクローン病やリュウマチなどと
同じ自己免疫疾患と呼ばれる病気です。
自己免疫疾患とは自分自身を攻撃するので
そのように呼ばれています。
 乾癬は関節リウマチ、クローン病とならぶ
代表的なTh17細胞性慢性疾患と考えられるように
なりました。
 
 症状の特徴は下記です。
Auspitz現象(アウスピッツ現象)
   発疹のある部分を水平に削ると、点状の出血が出現する現象。
Koebner現象(ケブネル現象)
   正常な皮膚に物理的刺激を与えると、その部分に発疹が出現する現象。
蝋片現象(ろうへん現象)
   発疹の表面にある鱗屑(ガサガサ)をこすると、蝋が剥がれるように剥げる現象。

特徴
 皮膚の表皮の生成速度が通常の10倍以上になる。
通常の細胞周期は457時間程度だが、乾癬では37.5時間である。
これは癌細胞の増殖速度を上回るほどだと言われている。
真皮の血管が肥大して炎症を起こしながら
表皮が角化して剥離する周期が
通常なら4週間のところ3~4日で入れ換わる。
それで白いかさぶた上の皮疹を多く生じる。

 上記のようにかなり状況は明らかには
されています。
しかしながら、何故自己免疫反応が起こるのか?
何故代謝速度が極端に早まるのか?
それが分からないために
不明の皮膚病とされています。

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