2018年10月5日金曜日

乾癬と乳製品

 乳製品と乾癬との関係は定かではありません。
何しろ乾癬の本当の原因が分からないのですから。
手がかりは一般論から入るしかないと思います。

 肉は鶏や豚や牛が
食物を食べて数週間・数月間・数年間かけて
出来上がっていきます。
こんなに時間をかけると子育てには
間に合いません。
食べた数時間後には乳が出ます。
要するに
食べたものがそのままではないにしても、
食べたものの影響が非常に強い形で
出されるのが特徴になると思います。
 我々が飲食する乳製品は
牛の肉よりもはるかに牛が食べたものの
影響が強く出ます。
要するに飼料に抗生物質を
混ぜるとその影響が出てくると考えるし、
牛に穀物を与えれば
その穀物と穀物に付着した農薬などの影響も
より直接的にでてきます。
 蒙古の大草原の完全無農薬の草を
食べた羊の乳とは
全く別物と考えるべきです。
彼らはそのまま飲むだけではなく、
乳で作ったお茶を飲み、
乳で作った酒を飲みます。
乳こそ彼らの主食です。
それほど彼らにとっては安心な食材のようです。
我々が飲むものと
同じ次元では良否は判断できないと考えられます。

 そうすると結局は
実際飲食してみてどうなのかが問題になります。
 私はチーズを数年間に渡って
毎日のように食べ続けたことがありました。
衰えてきた歯を丈夫にするためでした。
けれども、結果は空しいものでした。

 最近アメリカで禁止されていて
悪名高くなってしまったマーガリンに代えて
バターを使っていました。
バターはうまいのでその意味では満足していました。
チーズやバターを連日食べたからといって
特段不調になると云うこともなかったのですが、
乳製品が体臭の原因になることは確認できました。
 還暦を過ぎた私には
《乳製品は代謝の負担になる》というのが結論です。
やはり《乳製品は若い成長している人の食材》だった。
それが一つの結論です。
 年寄りが乳製品を摂取したからといって
老化防止に役立ったりはしない。
かえって体に負担をかけて
老化を加速させてしまうようです。
結局現在は乳製品も一切摂らないことにしています。

 発酵食品のヨーグルトに関しては
バターやチーズとは異なり全く別物になっている
可能性はあると思いますが、
それだけに乳製品の持つ旨みなども
失われているように思います。
また、私の場合は
腸内細菌を維持するために
納豆を常食しているので
ヨーグルトでビフィズス菌を摂る必要も
感じません。
乾癬との関りはやっぱり不明です。

2018年10月4日木曜日

乾癬と油・小麦・砂糖

〈不明〉の食材とは乾癬との関わりが不明のものです。
植物油・砂糖・小麦・乳製品・食品添加物・
豆類・ナッツ類・外国産の肉・外国産の野菜・
外国産の果物があります。
植物油・砂糖・小麦は
様々な疾病を引き起こすことが
明らかにされています。
植物油は
様々なアレルギー疾患を
引き起こすことが知られています。
主成分のリノール酸が変化してアレルギーを
引き起こすと言われているのです。
 自然界の植物のほとんどには
植物油が含有されていますが、
非常に多いナッツ類などを除けば、
その量は一般には少ないです。
それが、植物から油だけを搾り、
炒め物や揚げ物などに使うと
人が持っている代謝能力を
超えるものが摂取されることになります。
 現代は揚げ物や炒め物が蔓延しています。
そのためにアトピーや花粉症などの
アレルギー疾患が激増しています。
アレルギーは免疫疾患の一つですから、
免疫系の症状だと明らかにされている乾癬との
関わりは簡単には否定できません。
油を大豆などの植物から抽出して
揚げ物やテンプラをつくるなどと
言うのは長い人類の歴史を
考えると極めて最近のことです。
 従って、
これらを止めることに関して
何らかの障害があるとは
思えなかったので一切やめることにしました。
お蔭で私の深刻だった花粉症は完治しました。
歯周病に悩まされていた私ですが、
完治と言えるかどうかはわかりませんが、
ずいぶんよくなりました。
脱毛も減ったように思われます。
健康できれいな若々しい体を
作るためには植物油を止めることが必須だとの結論に
至りやめています。
 乾癬との関わりを
調べるために
植物油の摂取を再開しようとは思いません。
リスクが大きすぎます。
私の年齢では
例えば歯茎を傷めると、
今度こそ致命的なものになりかねないからです。
 現在、私の提唱している健康食から
程遠い乾癬患者の方が
植物油だけを完璧にやめた時に
何が起こるかはやれることだし、
やってみる価値はあるように思えます。

 砂糖は
摂取すると血糖値を上げますが、
その上げ方が速や過ぎると言われています。
血糖値が上がり過ぎると
全身の臓器(皮膚と云う臓器も含む)を
守るためにすい臓からインシュリンが出ます。
インシュリンは糖を脂肪に変えます。
そうすると過剰な糖分はエネルギーとして
使われる前に脂肪に変換されてしまいます。
インシュリンは人体の臓器を守るために
やや過剰気味に出されるようです。
そうすると、
こんどは一転して血糖値が下がります。
血糖値が下がり過ぎると死亡します。
と今度は生命維持の危機を感じて、
無性にまたスイーツが欲しくなります。
また砂糖を摂取することになってしまいます。
三時間おきにスイーツなどを食べて、
高血糖と低血糖を繰り返すようになります。
インシュリンを出して
懸命に頑張っていたすい臓が
疲れ果てて機能しなくなります。
高血糖を下げられなくなり
全身の臓器がやられていきます。
これが糖尿病です。
皆さんご存知のメカニズムです。
 いっぽう
小麦の「スーパー糖質」の異名をとる
「アミロペクチンA」が砂糖よりも
吸収が速いことが分かってきました。
肥満を国民病と恐れた米国の
衛生当局が
《肉を控えて小麦の消費を促した
ところ、あべこべに肥満が激増したと言うのです。
 私はかなり以前に
スイーツを食べると乾癬が悪化しているように思えて
砂糖を完全に断ってみたことがありました。
何の効果も確認できませんでした。
砂糖だけをやめても、
肥満防止やアレルギーの解消という意味では
小麦を取り続けたのでは意味が無かったようです。
砂糖をやめても、
パン・パスタ・うどんなどを常食していましたから。
《小麦と砂糖は肥満の二大横綱》の様ですね!
 小麦のたんぱく質グルテンは
腸や血管などに炎症を起こさせ、
心筋梗塞など致命傷の疾患を
引き起こすことが知られるようになってきました。
円形脱毛症の原因にもなるそうです。
同じ穀物でも米とは異なり
小麦はかなり危険な食材のようです。
 それでは、
今、乾癬にとって疑わしいものすべて断って、
乾癬が無くなっている人が、
小麦と砂糖に限って再開すると、
どうなるかは興味が尽きません。
が、そんな恐ろしことにチャレンジするわけにはいきません。
心筋梗塞にはなりたくありません!
 現在、提唱している健康食から
程遠い乾癬患者の方が
砂糖と小麦だけを完璧にやめた時に
何が起こるかはやれることだし、
やってみる価値はあるようには思えます。
注意してほしいのは砂糖だけ止めるとか
小麦だけ止めるとかではなく
小麦と砂糖をセットにして完全にゼロにしてみることです。

植物油・小麦・砂糖の3セットすべてを
ゼロにして後は通常の食生活をやってみるのも
何か大きな変化があるかもしれません。
体調に大きな変化はありますが、
乾癬への影響は不明です。

2018年10月3日水曜日

乾癬と肉食

 自転車事故の大けがで
私はそれまで実践していた食事を
見直すしかありませんでした。
《 肉を控え、胚芽米を食べ、
植物油をたっぷり摂り、
天然酵母のパンを手作りして常食する》と
言った食生活を見直さざるをえなくなったのです。
 まず、肉食についてです。
還暦を超えた第二の人生に向けて、
肉を控えるか
それとも、むしろ肉を重点的に
摂取するかは重要な分岐点になります。
 一般にはどのようなことに
成っているのでしょうか?
 戦前までは日本人は
50才くらいまでは非常に元気に
生きていけるけれども、
脳の血管障害のために
長くは生きられなかった。
コレステロールの不足で
脳血管が弱く
脳出血を起こしやすかった。
 それが戦後肉食が普及して
コレステロールが補給されることになり、
脳の血管障害が減った。
このことが日本人の寿命を
大幅に伸ばすことにつながった。
(これは医学界などでも通説の様です)
 糖質制限食を主導するある医者が
「人類は肉食によって脳を発達させてきた。
三食とも、肉のしゃぶしゃぶで良いくらいだ!」と
言っていました。
調べてみました。
詳細は【人類進化に学ぶ健康食】を参照してください。
 話が長くなるので結論だけお話し、します。
結論:
【肉食によって、素晴らしく体や脳を
発達させた人類がいたことは間違いない。
けれども現生人類のホモサピエンスは
雑食だった。そのため肉食だけに
頼ってしまうと問題が発生する】
 80歳ほどの高齢になっても
若い人でも大変なことを
やってのける人もいる。
百歳超えても現役で頑張っている人もいる。
そうした人の食生活を見ていると
白米・味噌汁などの他に
かなりの肉を食べる。
 かつて、沖縄の人が長寿で
知られていたが、
豚肉をたっぷり食べていた。
 以上のように
一般的な話をすると
肉食は避けるべきではなく
アンチエイジングとしては
非常に重要視しなければならない食材と
言える。
【 植物性の油やたんぱく質が
意外に人体となじみにくく、
消化や代謝にかなりの負担を
強いるようだけれども、
肉は同じ動物と云うことで、
身体には優しいようです。
それで老人にも良いようです。 】
 もう一つのポイントは乾癬にとって
どうなのかと言うことでした。
乾癬を発症して以来、
肉食を控えてきたのは
「動物性の脂には注意した方が良い」と
皮膚科の医者に言われたためだけではありません。
私が乾癬を発症した時は
焼肉が好きで、週に三回ほども食べていました。
それで、肉食を控え、脂身は徹底して避けていました。
けれども、それで乾癬が良くなる兆候は
30年間、全くありませんでした。
 自転車の大怪我で、
怪我から復帰するまでの半年間は
国産の肉(鶏肉・豚肉・牛肉)を
たっぷり食べました。
脂もかまわず食べましたが、
乾癬が悪化している兆候はありません。
それで、そのまま肉食を続けることにしました。
大正解でした。


焼肉の味付けに使われている
唐辛子の辛みの主成分のカプサイシンに
毒性があり致死量が設定されています。
カプサイシンは精神疾患など
様々な疾患を引き起こすことが指摘されています。
唐辛子は人口の農薬の代わりに
使われることもあります。
天然の農薬です。
フランスではキムチの輸入を禁止していて、
カナダがこれに続こうとしています。
カレーなどに唐辛子を
多量に使うインドでも乾癬が多発しています。
日本で唐辛子の使用量が増加し始めるのが
1980年代で
そのころから日本にも乾癬患者が増え始めています。
 私が乾癬を発症した時にも
焼肉の他に中華料理をよく食べていました。
肉やその脂が乾癬に悪いのではなく、
味付けに使われた唐辛子が悪かったようです。 
カレーが悪いのではなくカレーに使われる
唐辛子が乾癬に悪いようです。 
 唐辛子が人工物であれば
販売許可が出たかどうかも
疑わしいのかもしれません。
けれども自然のものですでに
普及していたために販売禁止などには至りません。
自然のものほど怖いものはない!
実感しています。

乾癬を引き起こさない食材

 ほぼ、完ぺきな健康食を実施して
〈唐辛子〉〈干しプルーン〉〈白ワイン〉〈バナナ〉
乾癬を引き起こしていることを確認しました。
これらを食べると乾癬を発症して、
やめると完治するのですから
間違いありません。
 いっぽう、白コショウ・黒コショウ・ターメリック・
コリアンダー・クミン・フェスグリークなどの
ほとんどの香辛料や
ビール・焼酎や白米・納豆・
醤油〈一定の品質を保ったもの〉・
塩・本みりん・純米料理酒・純米酢・
純わさび・鰹節・無添加あるいは食塩だけ添加した煮干し・
鰹節・唐辛子の入っていないカレー粉・
トマトピューレなどの調味料や
国産の肉類・魚介類・国産の野菜や
国産の果物やビタミンEなどが添加されていない卵
乾癬を起こさないと言えます。

 〈唐辛子〉を食べると乾癬を確実に
発症するにもかかわらず、
上記は日常的に食べても乾癬にならないです。
 現在、上記のように乾癬を引き起こす食材と
乾癬を引き起こさない食材が判明しています。
 でもどちらかわからない食べ物のほうが
はるかに多いのが現状です。
健康食は身体に
明らかに害になる食材だけではなく
疑わしいものもすべて排除して
スタートしたために、
不明の食材がものすごく多いのです。
外食のすべてはグレーゾーンになります。
豆類やナッツは不明です。
バナナ以外の外国産の果物も不明です。
外国産の肉類も不明です。
多くの食品添加物も不明です。
不完全ではあっても発酵食品と考えられるパンも
不明です。
砂糖や小麦や植物油が乾癬と
どのような関係にあるかは不明です。
こうした不明の食材に切り込み明らかにしていくのが
今後の大きな課題です。

2018年10月2日火曜日

乾癬の敵唐辛子の規制

 〈唐辛子〉が私の乾癬を
再現性良く発症させます。
唐辛子は天然の農薬として
使用されています。
唐辛子が持っている辛みの主成分である
カプサイシンに発がん性があり、
精神疾患を引き起こすことが
確認されています。
致死量は、体重1㎏あたり60~75mgです。
致死量とは半数致死量で摂取した人の
半分が死に至る値を云っています。
体重が65キロの私の場合だと
3.6~4.875グラムが
致死量と言うことになります。
カプサイシンは唐辛子に
3%程度含まれていると言うことなので
100グラムほども唐辛子を食べれば
問題になってきます。
 毒性がはっきりしていて、
発がん性や精神疾患を発症させることも
明らかにされているのに
規制がかからないのでしょうか?
フランスではキムチの輸入が
禁止になり、カナダがこれに続こうとしています。

唐辛子そのものの規制をやる国はありませんし
今後も規制がかかるとは思えません。

その第一の理由は
 唐辛子には良い面もあると云うことです。
食べ物を旨くします。
健康面でも代謝を上げて
血行を良くしたりもします。
上手く使えば防腐剤としても使えます。

 第二の理由は
唐辛子に毒性があっても
発症する人はせいぜい数パーセントです。
大部分の人にとっては
恩恵の方が大きいのです。

 第三の理由は
唐辛子で生計を立てている人たちがいることです。
規制すると生活の糧を奪うことになってしまいます。

 第四の理由
これが最も重要です。
乾癬の方に最も考えていただきたいと
思っています。
それは
【我々は多様性の社会に住んでいる】
と言うことです。
多様性の社会とは
可能な限り何でも許容しようとする社会です。
多様性の社会ではよほどのことが無い限り、
そのことで犠牲者が出たとしても
禁止したりはしない社会です。
発がん作用があって百害あって一利なしと
言われるタバコでさへ禁止されることはありません。
毎年中毒者が出て唐辛子よりも
はるかに悲惨な人を生み出しているアルコールも
禁止されたりはしません。
良いこともあるからです。

 いっぽうでタバコやアルコールを
拒絶することも保証されています。
多様性の社会は、タバコやアルコールを
拒絶する人たちを可能な限りサポートしてくれます。
タバコやアルコールを拒絶しながら、
我々の社会で生存してくことに
何の問題もありません。
一から十まで我々の決断にかかっていると
言えます。

 〈健康食〉を実践していくために、
〈砂糖〉〈植物油〉〈小麦〉〈乳製品〉
〈食品添加物〉〈農薬〉を排除すると
決断しました。
これらを生み出してきた現代文明と
対峙してきました。
けれども、もう一方で〈砂糖〉〈植物油〉
〈小麦〉〈乳製品〉〈食品添加物〉〈農薬〉を
生み出してきた現代文明が
強力に私を後押ししてくれました。
そのことで乾癬を克服できました。
健康食〉の実践は簡単なことでした。
健康食〉の実践は明日からやれることです。
現代文明がサポートしてくれるからです。

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